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【AC16】エイプ50のフロントフォークオーバーホール【XZ509-J】

エイプ50
この記事は約9分で読めます。

今回の作業は、友人のエイプ50(車台番号AC16-170****なので、モデル名-タイプはXZ509-J)のフロントフォークオーバーホール。1週間前、走行中のハードブレーキ時に左のフォークからオイルが噴き出してきたとのこと。

想像しただけでも恐ろしい。。。

ピットイン時のフォークの状態がこちら。

アウターチューブ上部にウエスを巻いていたので垂れてはいませんでしたが、インナーチューブには漏れたフォークオイルがべっとりでした。

フォークの取り外し、分解

車体からのフォークの取り外し

まずは、フロントをメンテナンススタンドで上げられるようにしてやります。エイプ50のフェンダーはアンダーブラケットに固定されているため、まずはそれを外してやります。

フェンダー裏を覗くと見える、3本のボルトを外してやると、フェンダーを外せます。10ミリのディープソケットを使いました。

続いて、アクスルシャフトを緩めます。シャフト側は14ミリのメガネレンチで。

ナット側は19ミリのメガネレンチで緩めます。

メンテナンススタンドでフロントアップ。

アクスルシャフトを抜いて、ホイールを取り外します。

さらに、左のアウターチューブに固定されているケーブルガイドも外します。10ミリのメガネレンチで。

つづいて、トップブリッジでフロントフォークを固定しているボルトを取り外します。17ミリのメガネレンチで。

ボルトを外すとこのようになっています。トップキャップとボルト・ワッシャーで、トップブリッジを挟み込むようにして固定する構造になっています。

アンダーブラケットのピンチボルトを12ミリのメガネレンチで緩め、フォークを下げてやります。ただし、まだ外さずに、トップキャップがトップブリッジとアンダーブラケットの間にある状態で再度固定。

その状態で、トップキャップを緩めます。合うサイズのレンチが手持ちになかったので、モンキーレンチで緩めました。この段階では緩めるだけで、まだ外しません。

トップキャップを緩めたら、もう一度アンダーブラケットのピンチボルトを緩め、フォークを車体から取り外します。

フォークの分解

車体から外したフォークを分解していきます。

まず、トップキャップを開けて、中の古いフォークオイルを排出します。本来の赤みがまったくなくなり、サラサラとして粘度もなくなったオイルが出てきました。

つづいて、ダストシールを外します。細いマイナスドライバーでこじってやると、簡単に外せます。

ダストシールの下にあるクリップも、細いマイナスドライバーを使って外しました。

さらに、フォーク内のシートパイプとアンダーブラケットを連結しているボトムボルトを外します。

モンキーレンチでアウターボルトをはさんで固定し、6ミリのロングヘキサゴンソケットをスピンナハンドルに取り付けて、一気にトルクをかけました。パキッっといい音がして、ボルトを緩め外すことができました。

フォークをひっくり返すと、なかからシートパイプが出てきます。

さらに、このままインナーチューブを引き抜くことができます。中型車のように、インナーチューブを引き抜くと同時にオイルシールが抜けるわけではありません。また、アウターチューブ内にシートパイプのロックピースがあるはずなので、そちらも忘れずに取り出しておきます。

アウターチューブ側に残ったオイルシールの取り外しです。オイルシール下にマイナスドライバーを突っ込み、てこの要領で持ち上げて外しました。

さらに、オイルシールの下のワッシャーを回収し、その下のスライドメタルも外しました。

スライドメタルには一ヵ所切れ込みが入っている部分があります。その部分でメタルを変形させることで、取り外しました。要するに、破壊行動。

フォークの組み立て

フォークを組み立てるにあたって用意した交換パーツがこれら。一部NTBの純正互換品を使うことで、コストを下げています。

写真はありませんが、分解したパーツ類はパーツクリーナーを使って洗浄してあります。

まず、インナーチューブにリバウンドスプリングを取り付けたシートパイプを挿入、下から出てきたシートパイプ先端に、ロックピースをかぶせます。その状態でアウターチューブへ。

新しいドレンボルトワッシャーを取り付けたボトムボルトで、アウターチューブとシートパイプを連結させます。ここの締め付けトルクは20N・m。

つづいて、インナーチューブ上部から、スライドメタルを通します。

さらにその上にワッシャーを。

ここでオイルシールの圧入です。

オイルシールは刻印があるこの面が上。

刻印のないこちらが下向きになります。

フォークオイルを塗布したオイルシールを、専用工具を使って圧入していきます。

スナップリングの溝が出てくるまで圧入できたら、その溝にスナップリングを取り付けます。

さらにその上から、ダストシールを取り付け。

つづいて、フォークオイルを入れていきます。エイプ純正フォークのノーマルセッティングだと、オイル粘度がG10、オイル量が174cc±2.5cc、油面が131mmとなっているようです。

フォークオイルはヤマハのG10を使用しました。粘度はホンダのものと同等で、価格がいくらかお安いためです。また、あとで油面で合わせるため、オイルは多めに200ccほど入れました。

フォークオイルを入れた後、ゆっくりとストロークさせてエア抜きをし、油面調整へ。油面131mmは、油面調整ツールを使って調整しました。

油面調整後、オイルが飛び散らないようにゆっくりとスプリングを入れます。巻きが密になっている方が下になるように。

フォークキャップには、新しいOリングを取り付けます。

新しいOリングを取り付けたフォークキャップで蓋をして(ただしここでは仮締め)、フォークの組み立て完了。

組み立てたフロントフォークを車体に取り付けていきます。

まずは、アンダーブラケット部分で一度インナーチューブを固定し、トップキャップの本締め。

その後、トップブリッジに突き当たるまでフォークを上にあげ、アンバーブラケットのピンチボルトで固定します。

トップブリッジ部分で、ワッシャー・ボルトを用いてフォークの固定。

さらにフロントホイールを取り付けて、メンテナンススタンドからおろし、フロントフェンダーを取り付けて、作業完了。

正立フォークと言えど、普段よくさわっている中型車とはちょっと構造が違う部分があって、一部難航した作業もありました。特にスライドメタルの取り外し。きっちりとはまっていて、切れ込み部分を変形させればよいということに気づくまで、1時間ほどかかってしまいました(笑)。

まだまだ知識と経験が足りぬ。

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