ドラッグスターのフロントフォークオーバーホールと並行して、ZRX400のフロントフォークのオーバーホールも行いました。
どちらも単純な構造の正立フォークなので、そこまで大変な作業ではありません。

フロントフォークの取り外し・分解
まずは、フロントフォークを車体から取り外します。
トップブリッジのフォークを保持している部分のボルトを緩めてから、トップキャップを22ミリのレンチで緩めます。

その後、キャリパー、ホイール、ヘッドライトを外し(フェンダーはもともと外れてた)、フロントフォークを車体から取り外します。
トップキャップを完全に外し、中のカラー・ワッシャー・スプリングを取り出して、古いフォークオイルを排出します。
ん?なんか臭いぞ?

さて、鬼門のボトムボルトの取り外しです。
まずはヒートガンで温めて、気持ち外れやすくします。

ボルトの頭は10mmの六角。アウターチューブ下に空いている工具を入れるための穴が大きいので、ロングじゃないヘキサゴンソケットでも入りました。

インナーカートリッジの供回り防止のため、ユニットのフォークカートリッジホルダーを使います。シートパイプ側が27mm、反対側にエクステンションを付けた24mmのソケット取り付け、インナーチューブ内へ。

フォーク全体像はこのような感じ。左側のTレンチの先には、エクステンションと24mmソケットがついたフォークカートリッジホルダーがついており、右側のスピンナハンドルで回すボトムボルトとの供回りを防ぎます。

ボルトを外すと、中からシートパイプが出てきます。

つづいて、シール類を外していきます。
まずはダストシールから。こちらは上に持ち上げるだけで外せます。
つづいて、その下にあるクリップを外します。写真のように、割と錆びていました。

クリップを外したら、インナーチューブを勢いよく引っ張り、オイルシールを外します。オイルシールの下に、ワッシャーとブッシングが付いているので、順番を忘れないように。

以上で、フォークを分解できるところまで分解したので、あとは洗浄。
きれいにしたパーツ類がこちら。順番なんかがわからなくならないように並べているのが、自分なりのちょっとしたこだわり(どうでもいい)。

フォークの組み立て
用意した新品パーツたちがこちら。

さらに、インナーチューブも新品に交換します。

まずは、新しいインナーチューブに、インナーチューブ用のブッシングを取り付け。

さらに、インナーチューブの上からアウターチューブのブッシング、ワッシャーを通します。

続いて、アウターチューブとシートパイプを固定するボルトのガスケットのワッシャーを交換。

シートパイプをインナーチューブ上から入れて、先端が下から出てきたのを確認し、アウターチューブへ。ボトムボルトでアウターチューブとインナーチューブを固定します。
つづいて、オイルシールの圧入です。

オイルシールには表裏があり、こちらの面が上側。

そして、こちらの面が下側。

シールには、フォークオイルを塗布しておきます。

オイルシールプッシャーを使って、圧入。クリップがはまるように切られている溝が、ちゃんと見えるところまで圧入します。

クリップとダストシールも取り付けて、外観上はほぼできあがり。
仕上げに、フォークオイルを入れて、油面を調整します。今回のZRXの車台番号はZR400E-310xxxなので、機種としてはF2にあたります。F2以降のオイル量は502±4ml、油面は95±2mmだそうで。
どうせ油面で合わせるからと、フォークオイルは適当に多めに入れておきます。
そしてエア抜き後、油面調整ツールを使って、油面を95mmに合わせました。

スプリング、ワッシャー、カラーを入れて、トップキャップを取り付け、車体へ。
この後、アウターチューブを塗装するということなので、ホイールやキャリパーは取り付けず、このままお渡し。

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