今回、前々から気になっていたEZバルブをマツダ スクラムバンに導入してみました。
指一本で簡単にオイル交換ができるようになるという便利そうなアイテムで、作業効率が上がること間違いなしでしょう!
スクラムバン(DG64V)への適合情報
マツダのスクラムバン(DG64V)への取り付けには、下記3点が必要でした。オイルドレンチェンジャー本体「EZ-106」の他に、コック部分がオイルパンに干渉してしまうため、2種類の延長アダプター「AL-106」「A-106」を使い、取り付けしました。
なお、私が今回確認したマツダ スクラムバン(DG64V、グレード:PA)は、スズキ エブリィ(DA64V、グレード:PA)のOEM車です。他のOEM車として、日産 NV100クリッパー(DR64V、グレード:DX)、三菱 ミニキャブバン(DS64V、グレード:M)としても発売されています。そのため、本記事はそれらの車種、グレードの場合も参考になるかもしれません(現車を確認したわけではないので、保証できません)。
それでは早速、オイル交換・EZバルブの取り付け作業に移っていきましょう!
オイルを抜く
- オイルフィラーキャップを緩める
- 車体前側をジャッキアップする
- ドレンボルトを外してオイルを抜く
1. オイルフィラーキャップを緩める
まずはオイルフィラーキャップを緩めます。万が一、オイルを抜いてからフィラーキャップが開かないことが発覚した時、車を動かすことができなくなってしまいます。最初にオイルフィラーキャップを確認しておきましょう。
スクラムバンのオイルフィラーキャップは、助手席の下にあります。助手席下のカバーをめくり、シートを固定している止め金を外します。
止め金を外してシートを持ち上げると、「ENGINE OIL」と書かれたオイルフィラーキャップが、車体前方寄りに見えます。
2. 車体前側をジャッキアップする
オイル交換作業のためには、車体下のスペースを確保する必要があります。そのため、車体前側をジャッキアップします。車体前側のジャッキアップポイントは、樹脂のアンダーカバーの間から覗くフレーム部分。この前後部分は軟らかい樹脂製のカバーなので、注意が必要です。
ジャッキアップしたら、ウマをかけます。本来メーカーは写真の矢印で示している部分にかけるように指示していますが、フロアジャッキとウマが干渉してうまくかかりません。そこで、仕方なく別の場所にかけることに。私はこの位置にウマをかけて作業できましたが、保証はできません。自己責任でお願いします。
ウマをかける場所においたら、ジャッキをゆっくりと下げて、ウマに車体を載せます。ウマにちゃんと重みがかかったことを確認後、ジャッキにも軽く重みがかかる程度にジャッキを上げ、3点で車体を支えるようにしました。
3. ドレンボルトを外してオイルを抜く
ドレンボルトは運転席側から下を覗くと見えます。
ボルトの頭は14mm。メガネレンチで緩めます。
ある程度緩めたら、ドレンプラグリムーバーという便利なアイテムを使いました。このアイテム、強力磁石でドレンボルトにくっついて、手で直接ボルトを回さなくてよくなるというアイテムです(詳しくはコチラの記事へ)。
ドレンボルトを外すと、古いオイルが”勢いよく”出てきます。その勢いを見越して、オイル受けをセットしておきましょう。
EZバルブの取付
- EZ-106のみを取り付けてみた
- AL-106とEZ-106を組み合わせて取り付けてみた
- AL-106とA-106とEZ-106を組み合わせて取り付けてみた
1. EZ-106のみを取り付けてみた
今回購入したEZバルブです。ネジ径M14、ピッチ1.5の「EZ-106」です。
パッケージ裏面には、取り付け方法が英語で書いてありました。
英語がわからないって?大丈夫。YouTubeに動画も上がっています。
さて、EZ-106の取り付けです。残念ながら、EZ-106単体では、オイルパンの凹凸にコック部分が干渉し、取り付けることができませんでした。
2. AL-106とEZ-106を組み合わせて取り付けてみた
そこで、25mm延長できるアダプター「AL-106」を使用しました。
手で締め込んでいき、仕上げに22mmのスパナで1/8回転くらい締め付けるだけ。簡単ですね!
AL-106をつけた上に、EZ-106を取り付けようと試みました。結果、EZ-106単体とは違う場所でオイルパンに干渉し、取り付けすることができませんでした。
3. AL-106とA-106とEZ-106を組み合わせて取り付けてみた
続いて、17mm延長することができるアダプター「A-106」をさらに組み合わせます。AL-106とA-106で合わせて42mmの延長です。
ちなみに、EZバルブの製品には、Viton製のOリングが使用されています。そのため、トルクをかけて潰して隙間を埋めるドレンワッシャーは必要ないのです。
さて、AL-106とA-106で2段階延長した結果、EZ-106を取り付けることができました!
コックが閉じた状態で動かないように、結束バンドで動かないように固定しました。また、サービスでついてきたバルブキャップDC-001を取り付けました。
ここまで作業が完了したら、ジャッキとウマを外して車体を真っ直ぐにしておきます。
新しいオイルを入れる
- オイル注入口から新しいオイルを注ぎ入れる
- 短時間エンジンを回してオイルを循環させる
- オイルレベルゲージでオイル量を確認する
1. オイル注入口から新しいオイルを注ぎ入れる
オイルに特にこだわりはないので、純正指定と同じ粘度5W-30で前に使って余っていたスバルのオイルを使用しました。オイル交換のみだと必要オイル量は2.8Lとのこと(フィルター交換時は3.0L)。ちょっと少なめにとりあえず2.6Lオイルジョッキへ。
一番最初で緩めておいたオイルフィラーキャップを外し、新しいオイルを注ぎ入れていきます。
2. 短時間エンジンを回してオイルを循環させる
オイルを入れてフィラーキャップを締めたら、エンジンをかけて10秒ほどアイドリングさせて、エンジン内にオイルを循環させます。その後エンジンを切り、5分ほど置いてオイルを落ち着かせます。
3. オイルレベルゲージでオイル量を確認する
オイルがちゃんと入っているか、オイルレベルゲージで確認します。オイルレベルゲージは運転席下にあります。運転席下のカバーをめくって、シートを固定している止め金2つを外します。
レベルゲージは黄色いリングがついている棒です。
一度引き抜いて付着したオイルを拭き取り、レベルゲージを一度取り付けて再度引き出すことで、オイル量を確認します。一度オイルを拭き取るのは、オイル交換前から付着したオイルやエンジンを回して油面が波打った際に付着したオイルではなく、オイル交換後の落ち着いたオイルで量を確認するためです。
ゲージに2つ空いている穴が、オイル量の上限・下限を示しています。ゲージに付着しているオイルから、油面は上限と下限の間に来ていることがわかります。ちょっとオイル少なめに入れたつもりだったのですが、規定量ですね。ジャッキアップの際の傾き加減でオイルの抜けが悪かったのでしょうか?
まとめ
今回は、マツダ スクラムバン(DG64V)のオイル交換・EZバルブの取り付けを行いました。
オイル交換の際には、オイルドレンプラグリムーバーというアイテムを使用すると、手を汚すことなくオイルを抜くことができます。
また、マツダ スクラムバン(DG64V)はオイルパンの凹凸の都合上、バルブ「EZ-106」単体では取り付けすることができません。延長アダプター「AL-106」「A-106」の2つを使うことで、取り付けすることができました。
EZバルブは一度装着すると、その後のオイル交換作業が格段に楽になる便利アイテムです。さまざまなサイズ・アダプターが用意されていて、あらゆる車に使用することができそうなのもポイント。ぜひ一度チェケラ☆
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