京都府某所、朝の5時にだるまんさんと落ち合って、目指すは香川県坂出市。シーズン締めくくりのTRY GYMKHANA CUP第4戦に出場するため、遠征です。
今回の大会は、Cクラスとしてのデビュー戦であり、初の試みをやってみようという大会。どきがムネムネして、夜しか眠れない日々を過ごしていました。
前日練習会
の前に恒例の朝うどん
坂出北インターをおりてすぐの信号を左、やなぎ屋さんです。
うどん屋さんなのに、ここの炒飯が美味しいんだよね。
とか言いながらも、炒飯は食べないやつ。今回は新メニューらしい“まかないうどん”にしてみました。お肉、牛すじ、わかめ、ねぎ、お揚げののった、欲張りなうどんです。
讃岐うどんにしてはちょっともっちりめなうどんを堪能し、会場のHST四国へ。
お品書き
小回りすべきところあり、開けどころあり、何度か通るため迷いどころもあり、そんなコースです。
つな講習
コースはそこそこに、講習エリアで行われていたつな講習に参加しました。それぞれの走りを見て足りない部分を指摘してくださったり、こういう部分を見てほしいと頼めば見てくださったり。
前回のTRY&KPR合同大会のときは、「荷重がバイク方向にしかいっておらず、バイクを曲げる方向に向かっていない」というコメントをいただきました。さらに、リアサスのプリロードをかけたらとコメントいただき、それがサスの動きについて勉強して自分でセッティングしてみようというきっかけになりました。
今回、同じくCクラスのあんなちゃんと同時に講習エリアへ。僕が後ろから追いかける形でトライカーナを何周か。はじめは張りついて突っつけるくらいでした。
しかし、つなさんから何かコメントしてもらった後のあんなちゃんは、みるみる速くなり、目に見えて引き離されていくようになってしまいました。ひぃぃぃん。何かをつかんだようなあんなちゃんは、満足げな顔で行ってしまいました。一方の僕はもやもや。
その後でつなさんからいただいたコメント。「バンクしてるときの上半身はOK。問題は下半身の使い方。リーンアウトでもいいので、ひざで荷重をのせるように意識してみて」とのこと。
曲がる前のバンクで進入する時点から、身体、特に下半身を使ってバイクを寝かせていくイメージでしょうか。予め姿勢を作っておき、曲げていきたいタイミングで、きっかけとしてフロントブレーキを使う。そんな感じ。
そうすることで、接地感がよりあがります。それが安心感につながってよりアクセルを開けられるようになります。実際、コメントをもらってから、よりぐいぐいとアクセルを開けられ、コーナーリングのスピードが上がっていくのが体感できました。
きみへーさんのトークショー
TRYの前日練習会恒例、お昼のトークショー。今回は、JAGE C1上位に定着してきたきみへーさんです。
さすがぺっぺ姐さん、昼日中からキマっております。
印象に残った内容
- 前はステップがいらなかったけど、今はステップに乗れている。
- 前はブレーキはON/OFFスイッチだったけど、5段階くらいの意識にした。それができるようになったのは、ブレンボの削り出しキャリパーとベルリンガーのマスター。サスは乗り方や体重で変わるけど、ブレーキは変わるもんじゃないし、いいの入れとけ。
- 色んな人からもらったアドバイス、理解できなかったとしても頭のどこかに置いとこう。きっといつかわかる日が来る。
- リアタイヤの向きを意識する。リアが次の方向へ向いたときにアクセル開けることで、立ち上がりで変にふくらむことがなくなった。あと、リアタイヤを意識することで、リアに荷重を乗せられる気がする。
- 勢いとか感覚で走ってたのが、良かったところ悪かったところを、言語化して考えるようになった。
- 規定コースがあるってすばらしい。セッティングを変えたときに試したり、その日の体調を知れるから。
詳細は、やましろさんが撮影しててくださった動画をちぇけら。
タイヤ交換
前回の練習時に気づいてしまった、端が反り始めたフロントタイヤを交換します。タイヤについていたシールを剥がそうとしてビックリ。
そういうわけで、ますますダンロップタイヤを履く気がなくなってしまいました。スパコルはいいぞ。
タイヤ交換しやすくなるように、新しいタイヤはウォーマーで温めておきます。
ちなみに、だるまんさんもタイヤ交換することを知っていたので、自前の道具は何も用意しておりません。すべて借り物です。
コース走行
今回のコース、はじめのオーバル+Iの字の箇所、終盤の3連Iの字でミスコースを連発。それでも、いつもと違った広めのコースなので、とにかくアクセルを開けることを意識して走り、最終的な自己ベストは1:16.878で、トップのJAGE A級ケンタさん比110.092%でした。うっそで〜い。
ゼロヒート
その日の夜は、美味という中華料理屋さんでゼロヒート。約4,000円で、お料理アルコールが食べ飲み放題。破格。関西パイロンでいつも一緒に練習している方々と、楽しいひとときを過ごしました。
お宿は、いつも坂出に来たときに利用させてもらっているニューセンチュリーさん。
ゼロヒートからホテルに戻ったら、服を脱ぎ散らかして即寝。ぐっすり。
大会当日
の前に恒例の朝うどん
2日目の朝は、いきいきうどんから。
朝5時から営業しているお店です。早い時間に行っても、お客さんがいなかったことがありません。香川県民ってそんなにうどん好きなの?
お品書き
を見る前からわかっちゃうセクションが。しかも、ここでセクションタイムを取るんだろうな。
そして受付を済ませてもらったお品書き。ほらねやっぱり。
歩いてみた感じ、割と覚えやすそうではありました。そしてやっぱりつなさんのコース。思っクソ開けるところがちらほら。
にしてもここ、狭くない?
1ヒート目
右右左右とターンしようと思っていたフリーセクション区間。残念ながら失敗。4つ目のゲートに対して真っ直ぐ入ってしまい、旋回するスペースが足り ませんでした。敢えて奥行きを狭くしたなつなさん…。
そしてもう一度やり直し、タイムを残しにいく僕。
でもぺっぺさんが、バンク深くてとてもよかったと、褒めてくださいました。自分でも走りながら感じてました。オーバルでつま先擦ってたので。もうすでにやらかしてるし、転倒してもまぁいいやという開き直りがあったのでしょうか。
おしごと
今回の担当は、セクションタイムの記録とアナウンス。上位シードの方々の走りを見ながら、自分がミスした箇所のイメトレができました(仕事しろ)。
色んな方々の走りを見て、僕が右右左右の順にターンしようと考えてたのは、いい選択だったなと思いました。走れなきゃ意味ないけど。
JAGE A級ケンタさんの走りが、惚れ惚れするようなきれいな走りでした。まったく無駄なく、最小の旋回でパイロンぎりぎりを通過。自分の旋回半径を体得してなきゃできない走りだと思いました。
2ヒート目
1ヒート目にやらかした僕は、2ヒート目でちゃんと走らなきゃならない状況。そういうわけで、1ヒート目からちょっとお着替えして、気持ちを切り替えて走ることにしました。
着替えたおかげか、1ヒート目と変わって、これといったミスなく、いい走りができたのではないかと思います。
そんな走りがコチラ。
え?着替えたって、どうしたのこれ?
いや、一度やってみたかったんだよね。
期待もされていたし(なおkotaさんは今回来てない)。
リザルト
表彰式、名前を呼ばれてしまって困惑する僕。ぜんぜんCクラスで通用するようなレベルではないと思っていたのに、3位入賞してしまいました。
結果は2:11.063で111.855%。いっぱいのお土産、そして何より新しい扉を開いた大会でした。 今シーズンいい形で終われてよかったです。
まぁでも、後日Twitterのスペースで、チャンプだったら1:53.5くらいで走るでしょう。それくらいだったらみんなタイム比的にそんな感じになるんじゃない?という話が出ました。そうなると仮想トップ比115.474%。そうか、JAGE C2はまだ遠いな。
コメント