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【ZXT02A】H2 SX SE+のクーラントとクラッチ・ブレーキフルード交換

H2
この記事は約9分で読めます。

友人が最近乗り始めたH2 SX SE+。先日車検だったのですが(乗り出して間もないのに早速)、できるだけ費用を抑えるために、必要な整備は自分たちでやろうぜ方針。ということで、クーラントとクラッチ・ブレーキフルード交換をお願いされたので、やっていきます。

クーラント交換

クーラントを交換するためには、ラジエーターコアのクーラント注入口にアクセスする必要があります。そのためには、右サイドカウルが邪魔なので、外す必要が。なお、ドレンがついているウォーターポンプがある左側は外す必要がありません。カウルを外さなくても、ウォーターポンプのドレンからクーラントを抜くことはできます。

右サイドカウルの取り外し

インナーパネルの取り外し

まずは、インナーパネルを取り外します。インナーパネルとは、ウィンカーのちょうど裏側あたりにあるパネル。

下写真のようなプラスのビス4本と、一番上がリベットで留まっています。

これらを外すと、簡単に取り外すことができます。

フレームスライダーの取り外し

つづいて、カウルから張り出しているカワサキ純正フレームスライダーの取り外し。

Kawasakiと刻印のあるプレートを、まず外します。

外すと見える、奥の六角穴付きボルトを外すと、スライダー本体が外れます。

外すと、スライダーとカラーがついてきました。結構長いボルトが使われてるんだな。

サイドカウルの取り外し

さぁ、本丸のサイドカウルを外していきます。サイドカウルは、基本的には六角穴付ボルトで、一ヵ所だけリベットで留まっています。

まずは下写真に写っている2本のボルト。カウル前方下に位置しています。

なお、このうち上のボルトは他と違って長いので、戻すときに注意が必要です。

つづいて、カウル真ん中あたり上の方のこのボルト。フレームスライダーの上に位置しているボルトです。

さらに、カウル下後方のコチラ。オイル点検窓の下あたりにあります。

ここのボルトは、他よりもちょっと大ぶりになっております。

さらに、カウルの上面のサイドパネルと留めているコチラ。下写真には3本ボルトが写っていますが、そのうち右側2本だけ外せばよいです。

そして、カウル前方上端のこの3本。

そして、最後のリベットがとても分かりづらい場所にあります。

カウルの内側を覗いたのがこの写真。ここに写っている顎下のインナーパネルをちょいと持ち上げてやると、目的のリベットが姿を現します。

このように。このリベットを外して、外すものはすべて外せました。

H2のカウルにはツメ等はなく、ブッシュ2か所を外してやると、外せます。

ただし、ウィンカーのカプラーはちゃんと外しましょう。このカバーがかかった黒いカプラー。

本日の作業で最も難易度が高いカウル外しが完了しました。

古いクーラントの排出

サイドカウルを外したら、ラジエーターキャップを開けて、ドレンから古いクーラントを排出します。

クーラントは、ウォーターポンプ下部にある六角穴付きボルトを外して排出。

外したドレンボルトとガスケット。

ガスケットは新品に交換します。

また、リザーブタンクの入っている冷却水も、抜きます。

ボルトで3か所固定されているので、それらを外してひっくり返して捨てました。

古いクーラントが全部抜けたら、新しいガスケットを取り付けたドレンボルトを締めておきます。

新しいクーラントの注入

準備したクーラントはカワサキ純正のLLC。色は何色がいい?グリーン?ピンク?と尋ねたところ、グリーンがいいとのことだったので。また、ペットボトルに入っているのは、希釈用の水道水です。純正LLCは水で希釈して使います(基本的に1:1で希釈)。H2 SX SE+のクーラント量は2.9Lらしいので、原液2L準備しています。希釈して4Lになる計算。

ちなみに、ピンクがいいと言っていたら、こちらを準備する予定でした。

メスシリンダーで希釈したLLCをラジエーターの注入口から入れていきます。

マンチキまで入れたら、エンジンをかけてエア抜き、適宜足していきます。水温が95°Cくらいまで上がったら、サーモスタットもちゃんと開いて全流路にクーラントが回っているはずなので、エア抜きは終わっているでしょう。ラジエーターキャップを締めてOKです。リザーブタンクにもクーラントを入れておきます。

リザーブタンクの液量は、エンジン等が完全に冷えてから最終チェックするので、とりあえずカウルは取り付けずに、フルード交換の作業に移ります。

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クラッチ・ブレーキフルードの交換

交換用のフルードとして用意したのはこちら。用意したと言っても、ちょっと前に僕が買って、たまたま持っていたもの。

また、フルードを抜く際にブリーダーに取り付けるホースは、こちらを準備しました。以前はピンクのホースを使っていたのですが、クリアの方がフルードの色がよくわかっていいかなと思って。

クラッチフルードの交換

まずはクラッチフルードから交換します。クラッチフルードといっても、実態はブレーキフルードと同じもの。リザーブタンクのフタを開けておきます。

クラッチはこちら。車体左側にあります。10ミリのメガネレンチをかけて、ホースをブリーダーに取り付けます。レバーを握りながらブリーダーを緩めると、フルードが出てきます。レバーは握り続けたままブリーダーを締めたあと、レバーをにぎにぎをタッチが戻るまで続けます。こうすることで、フルードが少しずつクラッチ側から押し出されていきます。リザーブタンクのフルードが空にならないように注意しながら、適宜足していきましょう。

ホースから出てくるフルード、最初は色づいていますが、古いフルードが抜けきると透明になります。そうなったら、交換完了。

タンクに入っているフルードの色も、一目瞭然。茶色がかったものが、透明になりました。

フロントブレーキフルードの交換

つづいて、フロントブレーキ。

基本的な手順はクラッチと同じ。レバーを握りながらブリーダーを緩めてフルードを押し出し、そのまま締める。レバーをにぎにぎして、リザーブタンクからフルードをキャリパー側へ送る。

なお、キャリパーがブレンボのものだったからか、ブリーダーが11ミリでした。11ミリのメガネレンチの持ち合わせがなかったので、近所のアストロプロダクツまで走りました。

ダブルディスクなので、左右両方のキャリパーで同じ作業を行い、フロントブレーキフルード交換完了。

リアブレーキフルードの交換

最後に、リアブレーキのフルード交換。

ブレーキペダルを押し込んだまま、ブリーダーを緩めてフルードを押し出し、そのままブリーダーを締める。ペダルを何度か押して、フルードをキャリパー側へ送る。ちなみに、リアブレーキのブリーダーは10ミリのメガネレンチで緩めました。フロントキャリパーが違ったのは、やっぱりたぶんブレンボだから。

片持ちスイングアームでキャリパーがホイールのスポークの向こう側にあるので、作業やりづらいなと思いながらも、リアブレーキのフルードも交換完了。

フルードは塗装への攻撃性が高く、万が一残っていると塗装ハゲの可能性があるので、フルード交換が終わったら、水で洗い流しましょう。

ついでに、エア抜きの際にこぼれたクーラントも洗い流しました。

最後に、外したのと逆の手順でカウルを取り付けて、作業完了。

トータル3時間ほどで作業完了しました。

一番時間がかかったのは、やはりカウルの脱着作業。これがあるので、私は個人的にネイキッドが好き。フルカウルはかっこいいんだけど、整備性を考えるとね…。

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