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211114 パイロンパーク鈴鹿杯 〜初参加で段位認定なるか!?〜

VTR250
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紳士淑女の社交場である「パイロンパーク鈴鹿」で11/13〜11/15の日程で行われていたイベント『パイロンパーク鈴鹿杯(段位認定シリーズ最終戦)』に参加してきました。

このパイロンパーク鈴鹿杯(以降PPS杯)は普通のジムカーナの大会とは異なり、3日間に分けて行われます。その日ごとの成績で個別表彰し、さらに3日間を通した総合優勝を決めるという形です。段位認定は普通のジムカーナの大会同様に2ヒートでのタイムで決まりますが、ランキングには運要素が絡むというお祭り感。練習走行後の3ヒート目のタイムの下3桁の3つの数字を足した数を、ペナとして加算するというもの。優勝候補が.999なんて出したら、27ペナで一気に順位落ちるなんてこともあり得ますね。

そんな3日間のお祭りに、僕は2日目の11/14に参加してきました。ただ、競技としての公平を期すため、情報解禁の16日まで公開せずにいました。

お品書き

コース図は、PPS杯の告知があった時点ですでに公表されていました。

が、ちゃんと予習をしていなかった僕は、当日の朝覚えることに。いや、その日発表されたコースをその場で覚えてコースウォークと2ヒートだけで攻略するってのも、ジムカーナ競技者として必要なスキルじゃん(言い訳)。

さらにこのコースは仮想トップタイムが1’01.00と設定されていて、このタイムをもとに段位を決定するという形式。

1ヒート目

さぁやったるで!と勇んでスタートしたものの、2つ目の回転で転倒。もはやタイムには期待できないのでコースの下見に切り替えようと自分に言い聞かせるも、フリーターン後のオーバルの回転方向を間違えるというミス。

もう散々。ふぇーん。

2ヒート目

2ヒート連続走行ということだったので、ゴールしてそのままスタートラインについたのですが、そこで角さんが声をかけてくれました。「一度気持ちを落ち着かせて、あとから走ったらどうですか?」と。それが認められるってこと、忘れてたよね。それだけ落ち着けていなかったのでしょう。

その組最後に回してもらって、再度出走。

ここでちゃんとタイムを残さないと、一日目に二段昇段を決めたマサぁキさんに置いていかれる…。そんなことを考えながらスタートラインに。まぁスタートしちゃったらそんなこと忘れちゃうんですけどね。走りながら「今のとこはもう少し寄せられたのでは」とか「もうちょい進入大きく取った方がよかったかも」とか考えながら、あまり結果に期待できずにゴール。

だがしかし、1’08.119と二段昇格ラインを突破、見ていた皆さまから拍手をいただき、とりあえずガッツポーズ。走りながら考えることができるくらいに落ち着けたので、角さんに感謝です。

泣きの3ヒート目

PPS杯には20分間の練習走行の後、もう一度タイムアタックを許されるという泣きの3ヒート目があります。

ところが、練習走行中にマシントラブルが発生。水温が上がった時にアクセルを戻してもエンジンの回転数の下がりが悪くなってしまいました。

もしかしてこの間変えたパイロットスクリューが問題なのかと思い、戻し回転数を確認するも、標準の2と1/4回転で合ってました。

kotaさんがインシュレーターのバンドがちゃんと締まっていなかったことに気づいて締めてくれるも、改善せず(先週キャブを外したときにちゃんと締めなかったっけ?)。「インシュレーターの劣化で二次エアを吸っているのではないか」とアドバイスをもらって、アイドリング状態でインシュレーター部分にパーツクリーナーを吹きかけてみるも、何の変化もなし。他に考えられる原因として、キャブレターについてるエアーカットバルブの劣化、転倒でフロートバルブ内にガソリンが流入してフロートの動きがおかしくなっている(同じV型2気筒のスパーダではよくあるみたい)、とkotaさんからアドバイスをもらいましたマフラーからの排ガスがちょっと臭かったし、kotaさんも練習走行のときに臭さを感じてたとのこと。やっぱり先週触ったキャブ説濃厚。が、キャブをバラしてみないとわからないことなので、この場ではどうすることもできず。もう今の状況で走ろうということに。

追記:転倒でフロートバルブにガソリンが…っていうのは、スパーダではなくVTRの話だそうです。

そうして迎えた3ヒート目、アクセルを開けすぎると突っ込みすぎて処理できなくなるから控えめに、と思ってたら、エンジンの回転数が普通に戻ってしまうではありませんか。結果、なんとも中途半端な走りに。練習走行のときみたいに、リアブレーキで抑え込めばよかった。しゅん。

反省会

1つ目の回転は、3ヒート目のライン取りが一番いいように思います。というのも、最初のターンでスピード乗せてさらにその後のターン以降でスピード乗せたいと思ったときに、ラインを大きく取りたいからです。ただ、3ヒート目はちょっと回転が大きくなってるかな?(マシントラブルのことが頭にあって攻め切れてないという言い訳をしておこう)

2つ目の回転において1ヒート目で転倒したのは、フロントからでしょうか?減速でかかった前への荷重を受け止めきれていないのかな?

その後の奥の赤パイロンの三角のところは、3ヒート目みたいにコンパクトに回りたいところ。2ヒート目はちょっとラインが膨らんでいる気がします。

フリーターンについては、コース図を見てどうするか悩みましたが、2秒後に左左と回ることを決めました。オーバルでスピードに乗った状態で進入して、その後のやや直線の部分でスピードに乗せるためのラインを取るときためです。実際、ほとんどの方が同じ回り方をしていました。足付き可ということでしたが、普段足付きターンの練習はしていませんし、練習走行のときに試してみましたもののもっさり感があってタイムに繋がらないと判断し、結局タイムアタックでは足を付かずに回りました。どM野さんのブレーキターンはかっこよかったなぁ。

その後の回転、3ヒート目は進入でバンクさせきれておらず、うまく決まっていませんね。2ヒート目はいい感じだと思います。マシントラブルのことがあって(ry

奥の8の字は、その後アクセルを開けて加速していきたいので、青に寄せて脱出していきたかったかなぁって感じ。

その後のスラロームに入るための左ターンは、何度か試した感じ3ヒート目みたいにあまり大きく取りすぎるとロスになった印象。スラロームがアクセル開けっぱなしでいける間隔だったら、大きく取ってスピードに乗せたままでいけるのかも。

スラローム終わりの赤回転はもっと進入を大きく取れば、その後の加速がスムーズにいったのではないかと思います。

最後の回転、3ヒートとももっと寝かせて進入できればよかったのではないでしょうか。

Harumiさん号の試乗

3ヒート目が終わった後のフリー走行の時間、TOKICOさんの「めっちゃいいから乗ってみるべきだよ」という後押しもあって、関東から来られていたJAGE C1のHarumiさんのVTRに乗らせていただくことに。TOKICOさんがいなければ、きっとお借りすることはできなかったでしょう。だって、かわいい女の子に自分から話しかけにいくなんて、とてもとてもできることじゃないでしょう。

乗ってみた感想として、開けたらめちゃ前に進む、サスペンションちゃんと使えてる気がしない。

以前KRiSPの公式記録会でTOKICOさんが僕のVTRに乗った際、サスが柔らかすぎて返ってきて欲しいところで返ってこなくて乗りづらいって感想をいただきました。一方でHarumiさん号はコシのある柔らかさ?だそうです。実際これでJAGE C1っていう結果出てるし、速くてかっこいいお姉さんも推してるし、上級者のサスペンションってこういう方向なのかなぁと思いました。

開けたらめちゃ進むのは、ハイスロとフライホイールの軽量化が大きな要因なんじゃないかと思います。

以下、Harumiさんから聞いたこと等々の覚書。

・サスは前後NSR

・切れ角は純正のままだけど、フルロックしてもパワーがあるから問題ない

・ハイスロとフライホイール軽量化で開けたときにすぐに上がってくる。フライホイールはPBKさんが最適解を出しているらしい。フライホイール軽量化したらC1って言ってたから、じゃあフライホイールなくしたらBですか?って聞いたら、どうもそういうわけではないらしい。フライホイール外したら乗れたもんじゃないって方もいるみたい

・シートのあんこ抜きとハンドル手前に。ハンドルはハリケーンので、さらにスペーサー(これもハリケーン?)

・ステップはマルチステップ&プレートをずらすやり方でアゲアゲ。これでさらにバンクできるように

・タイヤはF120、R140。110だとここがバンク限界って思っていたところが、120だと安定した感じになるらしい。13spの140はHレンジしかないけど、それでもZレンジの150よりも140がいいんだって。特に女性には140が好評みたい。男性とかタイヤをちゃんとつぶして走れるんだったら150の方がいいらしい。

・当たりエンジンでTSRのフルエキで上から下までパワーが出る

・スプロケは13-44(一緒)

結果

仮想トップタイム比111.670%という結果で、二段への昇段を果たし、掲示板に札を掲げていただけることになりました。いえい。ただし、総合順位は12位で中の下といったところ。まだまだですね。

とはいえあくまでも仮想トップタイム比でのお話。実質のトップタイムは令さんの56.183なので、実質121%…。おうふ。

ですが、二段という段位に恥じぬよう、今後も精進していきたいと思います。え?次は12月頭のトライですって?そこで二段の段位タイム115%を出さないといけないんですか?それはちょっとしんどない?

おまけ

ジムカーナの大会ってこういうのも面白いところだよなぁと。kota美ちゃんから「しろさんゴスロリとかどう?」って言われて、なくはないなと思ってしまった自分が…。でも、そっちに走るのは自分の走りにもっと自信がついてからにしようかなと思っています。でも、PPS色物コンビがモテモテだったのは、素直に羨ましい。

そしてこちらは、練習走行中にパイロン直しのお手伝いをしているkota美ちゃん。「座り方からして女の子だ」とギャラリーの中で話題に。

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