クーラント最後に交換したのっていつだっけ?確かウォーターポンプからクーラント漏れてたときに交換したはず…。それが3年ちょい前だったはず。それから交換してないよな…。よし、交換しよう。
最近フロントが回りにくい感あるし、ブレーキメンテもしなきゃ…。
というわけで、GW中の練習がない日にメンテナンスしました。
メンテナンス
クーラント交換
とりあえずクーラントを抜くため、タンクを外します。横着してホース類は外さずに、タンク前方だけを持ち上げました。
この状態でラジエーターキャップを外します。
そして、ウォーターポンプ部分にあるドレンボルトを外し、クーラントを抜いていきます。
劣化によるものなのか、立ちまくった泡が溜まりに溜まったのか、ちょっと白っぽい感じ。
さらにラジエーターキャップを締めた状態で、リザーブタンクから伸びるドレンホースからエアを吹きこみ、リザーブタンク内のクーラントも抜いていきます。マニュアル的にはリザーブタンクを外してひっくり返すのだけれども、キャブレター外さないといけないので横着します。
さらにウォーターライン内を、水道水で洗います。
水道水を抜き切ったら、ドレンボルトを取り付けます。ドレンボルトのワッシャーは新品に交換(純正品番 90463-ML7-000)。
新しいワッシャーを取り付けたドレンボルトを、ウォーターポンプ部のドレンに取り付け。
新しく入れるクーラントは、ケミテックの競技専用品。不凍剤としてポリエチレングリコールを含まないとのことで、路面にこぼしても乾けば滑らないらしい。それでいて凍結温度は-20℃で冬でも使えるんだって。
色はほのかに赤みがかった青系。確かに言われてみればミッドナイトブルー。
これを入れていって、数分エンジンかけてちょい吹かし、抜けたエア分さらに足して、おわり。
フロントキャリパーの清掃・揉み出し
引きずり感のあるフロントキャリパーを清掃していきます。
まずお湯に浸け、汚れを浮かせます。
中性洗剤(食器用洗剤)と歯ブラシを使い、ブレーキダストを落としていきます。
バケツの水がすんげー真っ黒になった。
水ですすぎ、洗剤を洗い流していきます。
エアで水気を飛ばして乾燥。
ピストン側面にシリコングリスを塗布して馴染ませて、揉み出しを。
と思ったものの、はじめブレーキにぎにぎしてちゃんと動いたのはピストン4つのうち1つだけ。しかも今まで普通のピストンプライヤー使ってたのですが、なかなかピストンが回らない…。ブレーキメンテサボりすぎたな。
動かなすぎてムカついたので、ロッキングプライヤーを買いました。
だがしかし、4つのうち1つは結局動きが渋いまま。また近いうちにやろ。
さらに、揉み出しをする際にフルードタンクのフタを開けると…。
何この真っ黒な液体。汚れすぎじゃん。
ブレーキフルードを一度タンクから抜き、さらに底にある青いセパレーターも一度外し、タンク内を拭き拭き。
タンク内に新しいフルードを入れ、キャリパー側からエアツールで引っ張ることで、フルードも交換。
リアキャリパーの清掃・揉み出し
ついでにリアキャリパーもきれいにしていきます。
少なくとも去年清掃した記憶があるからか、フロントほどは汚れが出ませんでした。
水で洗剤を洗い流します。
で、エアを吹きかけて水気を飛ばします。
シリコングリスを塗布して、ピストン戻したり回したりして、馴染ませ。リアははじめから手で押し戻せるくらい動いていました。
さらに、キャリパーについていたブーツ内のスライドピンを取り出し、清掃。サビでざらついていたので、#2000のペーパーで磨きました。
シリコングリスを塗布し、ブーツ内に戻します。
フルードは目に見えて汚れていたわけではありませんが、交換しておきます。
チェーンメンテナンス
チェーンクリーナーで、チェーンについた汚れを落としていきます。
清掃後、拭き取れなかったチェーン内側の汚れは、エアで吹き飛ばします。
最後に、チェーンルブを塗布。
なんだかスプロケットが摩耗している気がしますが、きっと気のせい。絶対に気のせいなんだから!
というわけで、諸々メンテナンスおわり。
5/6の練習
大会前最後の練習。メンテした各部が問題ないことを確認していきましょう。と朝思っていたのがフラグだったことは、後で分かることになります。
お品書き
この日のコースはGコース。あまり使われることのないコースで、前に走ったのは1年以上前の2022年2月13日らしい。
曇天の中、練習開始。
クーラント噴き出し事件
10時台、走行枠1枠目の2本目。クーラントを噴いてることを指摘されました。わぉ。(液だまりになんか油が混じってそうな気がするのは、交換したオイルがエンジン下に付いてたせいだと思う)
メーター見ると、水温計の針がいつもより高いところにありました。いつもはHighとCoolのちょうど間くらいでファンが回り始めるのですが、この時はちょうど針が今くらいの位置でファンが回ったり止まったりしてました。
とりあえずエンジンが冷えてから、ラジエーターキャップを外します。噴いた分減ったのか、エア抜きのときにサーモスタットが開くまで温度上げ切らなかったのか、だいぶ少ないですね。
クーラントを補充。車に積んでてよかったクーラント。
エンジンかけて、確認します。水温計の針が、HighとCoolの中間くらい、そろそろファンが回るはず、といったところで、また噴きました。
次に可能性として考えたのが、ラジエーターキャップがダメになっていてクーラントに圧がかからず、沸点が低くなっているということ。
でも新しいラジエーターキャップないしなぁと思っていたら、ノムさんがちょっとだけ使ったけど今は使ってないのを持ってる、もう使わないからくださる、とのことで、交換。
ラジエーターキャップを交換したら、噴く前にファンが回り出しました。その後コースを走りましたが、再度噴くことはありませんでした。一件落着。
えがさん曰く、VTRはラジエーターキャップがダメになりやすいとのことなので、新しいの買っておこう。
噴いたクーラントが乾いた後、何やら白っぽく残ってる感がありますが、そこはちっとも滑りませんでした。さすが競技専用品。
ただ、いくら競技専用品だからといって、路面に落とさないに越したことはありません。というわけで、後日尿瓶(キャッチタンク)を取り付けることに。
アルコール系の薬品が入っていたポリ容器を職場のゴミ箱からゲットして、このフタにドレンホースが通るくらいの穴を開けます。穴の径は12mmほど。
さらにドレンホースを適当な長さに切って、
ホースをキャッチタンクのフタに開けた穴に通し、タンクはバンパー内側に固定。
フロントブレーキの違和感
さて、クーラント噴き出し問題が解決し、14時枠でようやく走れました。
だがしかし、キャリパー清掃でピストンがよく動くようになったためか、フルード交換のときにエアをかませたかで、今までよりブレーキの握りしろがだいぶ大きくなっていました。そのためいつも通り2本指でフルブレーキングしようとすると、薬指小指にレバーが当たって最後まで握り込めず。
フロントブレーキをちゃんと使えない状態で走ると、ちっともフロントが安定せず。特に深いターンで。フロントが中途半端に入った状態で進入してしまい、旋回中にふわふわと安定してないんだろうなぁと。
とりあえず後日、マスター・キャリパーのバンジョーボルト部分、キャリパーのニップル部分からもう一度エア抜きをしておきました。それでも握りしろが大きいままだったので、レバーを遠くして握り込んでも薬指小指に当たらないように。
まとめ
今シーズン初戦、KPR杯1週間前だというのに、トラブル続きで満足に走れませんでした。
ただ、このトラブルが前日練とか大会当日じゃなくて、不幸中の幸い。
メンテナンスは普段からこまめにやっておかないとなぁと思いました。
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