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230527 鬼のパイロン練習会 オーバーホールしたキャリパーとステップでの切り返し

230527鬼パイで見たいい夫婦 VTR250
この記事は約11分で読めます。

フロントキャリパーのオーバーホール

フロント重くて全然回らない問題を解決すべく、キャリパーのオーバーホールを行います。

キャリパーはすでに分解し、灯油に浸しておきました。

洗浄作業

灯油に浸すこと30時間弱。歯ブラシでブレーキダストやら古いグリスやフルードを落としていきます。

灯油中でキャリパー洗浄

ピストンシールが入っていた溝の部分は、傷がつかないように竹ぐしで汚れをこそぎ落とします。

シール溝の洗浄

一通り洗ったら、中性洗剤(台所用洗剤)で洗い、灯油を落としていきます。

洗剤でキャリパーを洗浄

ここで、ピストンに摺動跡がついていることに気づきました。

ピストンについていた摺動痕

手で触っても全然わからない程度の深さの傷ですが、精神衛生上よろしくないのでピカールで磨きます。

ピストンを磨く

洗剤等を、流水で洗い流し、

キャリパーの流水洗浄

エアで水気を飛ばして、

洗ったキャリパーをエアで乾燥

トレイの上に並べて丸一日乾燥させます。

洗ったキャリパーを一晩乾燥

キャリパーの組み立て

翌日、パーツクリーナーで脱脂し、組んでいきます。

パーツクリーナーで脱脂

用意した純正部品たち。4種を2点ずつ、計8点。

用意した新しい純正部品

大きい方φ30.3のピストン用シールセット。

小さい方φ27のピストン用シールセット。

キャリパー内の流路からフルードが漏れないようにするためのシールジョイント。

バンジョーボルト用のワッシャー。

ピストンシールセットは、一つの袋に2種類入っています。

下写真左側の厚みがある方が、ピストンシール。右側の薄くて段がついている方が、ダストシール。

新しいピストンシール

シールにフルードを塗布し、キャリパーの溝にはめ込んでいきます。

ブレーキフルードを塗布したピストンシール

シール類を組んだキャリパーがコチラ。

シールを組みつけたキャリパー

続いて、ピストンをブレーキフルードでしっかりと濡らし、キャリパーへ組み込んだいきます。

ブレーキフルードを塗布したピストン

しっかりと濡らして滑りをよくし、ゆっくりと優しく挿入していきます。紳士であれば当然のことですよね。

ピストンを組んだ後、キャリパーを組み立てる前に、パーツクリーナーを染み込ませたペーパーで全体的に拭いて、再度脱脂。分割していたキャリパーを、E12トルクスのボルト4本で仮組みしておきます。

キャリパー内部のフルードを拭き取り

キャリパーの車体への取付

オーバーホールしたキャリパーを、車体に戻していきます。

外したときに腐食?が見られたキャリパーとサポートを留めるボルトは、新しいものに交換。ねじストックにあったM8のユニクロボルト。

キャリパーマウント用のボルト

さらに、キャリパーを固定した状態で、E12トルクスボルトを規定トルク(24Nm)で締めつけ。

キャリパーの取り付け

ブレーキホースは、バンジョーボルトのワッシャー(90545-300-000)2点を新しいものに変えて、取り付け。

新しいワッシャーをつけたバンジョーボルト

続いて、ブレーキラインにフルードを入れていきます。まず、マスターのリザーバータンクに新しいフルードを入れます。

リザーバータンクにブレーキフルードを入れる

その後、キャリパーのニップルにエアツールのブリーダーキットのホースを取り付け、陰圧で引きながらブリーダーボルトを緩めます。すると、フルードがマスター側からキャリパーへひっぱられていきます。

エアツールを使ったフルードのブリーディング

ブリーダーキットのホースからフルードが出てくると、キャリパーへあらかたフルードが来たことになります。

ここからは手動で確実にエア抜き。

レバーを早く握ったりじわーっと握ったりしながら、マスター〜ホース内のエアを抜いていきます。

リザーバータンク内の気泡

さらに、キャリパー内のエアは、ニップルに耐油ホースを取り付けて抜きます。

ブレーキレバーを握りながらブリーダーボルトを一度緩めてすぐに締め、締めた後でレバーを何度かにぎにぎ。ホースに気泡が出てくるのを確認しながら、ブレーキタッチがしっかりして気泡が出てこなくなるまで続けます。

キャリパーからのエア抜き

エア抜き完了後、よりこにしたティッシュをブリーダーボルトに突っ込んで、中に残ったフルードを吸い出します。その間にリザーバータンクのフルード量を調整して、フタを確実に閉めます。

エアブリーダーからフルードを抜く

最後に、洗車によりこぼれたフルードを洗い流して完了。

作業後の洗車

最終的な動作確認。

鬼パイ当日

スクラム(エブリイOEM)のオイル・フィルター交換

前回4月初旬にトランポとして使ってるマツダ スクラム(DG64V、DA64VエブリイのOEM)のオイルを交換しました。その時から3,000km以上走っているので、交換をします。密閉できるドレンパンがあると、どこでもオイル交換できて便利。

230527トランポのオイルを抜く

前回はオイルだけの交換だったので、今回はオイルフィルターまで交換。使っているフィルターレンチは65mmのもの。

230527トランポのオイルフィルター外す

新しく入れるオイルとフィルターはコチラ。

230527トランポ用新しいオイルとフィルター

櫻製油所の訳ありでお安いオイル。缶のデザインや印刷がないため訳ありとして安く買えるらしい。100%化学合成でこのお値段はなかなかだと思う。フィルター交換時のオイル量は、3.0L。

そしてフィルターは💪ツインパワー💪。強そう。

ちなみに、僕が小柄なおかげなのか、ジャッキアップせずにオイルもフィルターも交換できました。

午前の部

今回の午前コースは、Iの字GPと新作の回転ファイブGP。

230527鬼パイ午前コース

なお今回は、今までよりちょっとリアの空気圧を落として温間F2.2、R1.9で走ってみました。スパコルV3 SC1の推奨空気圧は温間で、F110/70が2.1〜2.4、R140/70が1.7〜1.9らしい。ちなみに、F2.3も試してみましたが、進入でフロント荷重かかったときにグリップしきらない感があったので、すぐに空気圧落としました。

また、キャリパーオーバーホールのおかげで、ウォーマーの脱着がとても楽ちんになりました。フロントがよく転がるようになったからか、何となくハンドリングが変わった気がするようなしないような?

Iの字GP

あまりブレーキをかけずに速度落とさないように走っていたところ、ひっさんから「バンクしっかりできていていい感じ。Iの字の幅を狭くするとタイム上がらないかな?」とコメントいただきました。

進入でブレーキちょっとかけめにし、ターンを小さく回る走り方に変えてみましたが、タイムは落ちてギクシャクしてロスしてる感があったので、僕にはスピード維持が合ってそう。

Iの字GPは、昨年9月に25.120を出してたらしい。うっそでーいと思ってたら、近いタイムの動画が残ってました。

比較してみると、特に一番奥の小さなIの字が遅くなってそうな印象。当時とセッティングが変わっているためか、セルフステアがより強く出てしまい、切れてほしくないところでハンドルが切れてる感。

セルフステアでハンドルが切れているということは、スピードが落ちすぎているということでしょう。それとも、ハンドル切れてほしくない場面では、ハンドルを押さえる?

回転ファイブGP

今回新作のコース。何が難しいって、スタート直後の右ターンが難しい。青パイロンを越えずにターンしないといけないから、スタート直後に小さなターンが求められる。ここに関しては、スタートで完全にクラッチ繋がず、半クラのままターン、バイクの向きが変わったところでクラッチ繋いで加速ってやってみました。

また、見てたひっさんから「バンクがワンテンポ早い。寝かせてからターン進入までにバンクを調整している感じ」とコメントをいただきました。

これまでは、ターン中にさらにバンクが深くなる・バンクしきった状態でターンに進入する、といったコメントをもらうことが多かったのが、今はバンクが早いと。

コメントをもらって自分のバンクタイミングに意識を向けて走ってみると、確かにバンクさせてから旋回が始まるまでに時間があるなぁと。

バンクさせるとタイヤの接地面が増え、しかも進入に合わせてアクセル抜き始めているため、バイクのスピードが落ちやすくなってそう。しかもその間ブレーキングしてるわけでもないし。つまり、何もしてない無駄な時間がある。きっとそういうことなんだと思う。

午後の部

午後の計測コースはこんな感じ。中部大会っぽいコースらしい。

230527鬼パイ計測コース

なんか覚えにくい!

そんなコースですが、歩くのもそこそこに、本日のメインである鬼パイ弁当をいただきます。

230527鬼パイ弁当

こんな立派なお弁当がついてるのに参加費2,500円だなんて、とってもリーズナブル。

さて、お弁当食べた後横になってイメトレしてたらいつの間にか寝てしまっていた僕ですが、2ヒート計測の結果は

  1. 1:15.408
  2. 1:13.951

ひっさんの2ヒートタイムが約105%となるようにトップタイムを1:06.1と仮定すると、111.9%。なかなか悪くない。いや、むしろ上出来。

細かいところで切り返すようなところがいくつかあり、最近意識しているステップワークが活きた気がします。さらにいい感じでバンクできて、気持ちよく走れた感じ。ただ、2ヒートでもうちょいパイロンに寄せて回れるようにしたいな。

キヨさんが撮ってた練習風景に写り込んだ僕。もうすぐジムカーナ始めて3年、バックショットがサマになってきた気がする。

割といい感じに走れててルンルンな時間帯の走行動画。勾玉セクションはしょうがないとして、全体的にスピード落とさないように意識してました。

そんなルンルンな僕、ふとじぇーくんの走りを見て、切り返しがもっさりしてる感じに気づき、ちょっとコメントしました。

ほんのちょっとのつもりだったのに、じぇーくんハンパないって。そんなん出来ひんやん、フツー。

ちょっとでも差をあけられたタイム詰めようと走り、1:12.736までは出せました。だがしかし、スタミナ切れでブレーキコントロールがうまく出来なくなってヘロヘロ。

走り込みの仮想トップは1:04.3とのことで、仮想トップタイム比113.1%。もうちょい詰めどころあったのか、それとも2ヒートが出来すぎだったのか…。

230527仮想トップタイム

それはそうと、計測コースを走り始めて3〜4本目くらいで、回転中にトルクが落ちたりアクセル開けてエンジンの回転が上がるまでワンテンポ遅れたり、ガス欠っぽい症状が。タンクの中見ても、ガソリン量は問題なさそうでした。パイロットスクリューを半回転緩めて誤魔化したけど、一度キャブの確認した方がいいのかなぁ…。

コチラは旦那様にマシントラブルを直してもらってるバイク女子。見てて夫婦仲いいなぁってちょくちょく思ってます。

230527鬼パイで見たいい夫婦

コメント

  1. じぇー より:

    しろくんのブログに名前が出て嬉しいな!

    お節介かもしれないけど、パーツを組む直前にパーツクリーナーを使う時は結露による水分をよく飛ばしてね。ブレーキとかサスペンションで使う時、俺はヒートガンで乾かすよ。

    あと、ボルトの強度区分よく確認してね。 ブレーキに4.8はお勧めできないので純正同等の物がいいかと

    • コメントありがとうございます。
      確かにパーツクリーナー使った後の結露は気になっていて、エアで飛ばしていました。ヒートガン使うのいいですね!真似させてもらいます。
      ボルトの強度区分は今まで気にしたことがありませんでした。今度から気にして確認するようにします!

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