前回は、チェーン・スプロケットの交換、リアサスペンションの交換を行いました。
今回は復活計画最終回、上がっていたバッテリーの交換をして、車検通してナンバーとっていきます。
バッテリー交換
新しいバッテリーは、台湾ユアサのTTZ10S。
電解液の注入・初期充電
買う場所によっては電解液の注入までやってくれるところもありますが、今回は自分で電解液を入れるところからやっていきます。
電解液の容器をバッテリーに突き刺して封を破ると同時に、注入を始めます。
バッテリーの注入口と電解液容器の口部分を合わせて、まっすぐ押し込みます。この状態で20分ほど放置して、完全に液を入れていきます。バッテリー内は陰圧になっているらしく、スムーズに入っていきました。
電解液の注入が終わったら、バッテリーの注入口部分にフタをします。
フタとバッテリー本体の高さが同じになるまで、完全に押し込みます。
その後、バッテリーチャージャーで初期充電を行います。30分ほどで完了しました。
バッテリーの取り付け
CB400SFのバッテリーは、シート下前方にあります。
バッテリーカバー上を留めているプラスネジを1本外し、カバーを外します。
新しいバッテリーを凹みに入れ、プラス→マイナスの順にプラスネジで留めていきます。
キーオンにしてチェック。通電確認でき、エンジンもかかりました。
この時、リセットされていた時計も合わせておきました。ホンダウィングマーク横、ウィンカーインジケーター斜め上のボタン2つを同時に長押し、“時”は左ボタンで、“分”は右ボタンで合わせます。
車検
というわけで、車検へGO
トランポへの積み込み
登録抹消していてナンバーないし、車に積んで車検場まで持っていきます。
ミラーを外すと、普段使っているマツダ スクラム(DG64V、DA64VのエブリイOEM)に真っ直ぐ積み込めました。
フロントタイヤをスロープで持ち上げて、サイドブレーキカバーをかわすようにします。
そうすることで、フロントフォークが運転席・助手席のシートに当たるまで目一杯前に詰めることができます。この状態でフォークを縮めるように前から引っ張り、ホイールベースを短くします。
この状態で、テールとリアガラスの間は、ギリギリ手が入るくらいのクリアランス。
横方向に振れないように、アイボルト化した後部座席のシートベルト固定ボルトから、フレーム両側を引っ張ります。
京都運輸支局で予備検査
車検を受ける京都運輸支局に着きました。
嫁ぎ先は大阪なので、登録は寝屋川の大阪運輸支局でやることになるのですが、車検レーンの予約が京都でしか取れなかったので、今回は予備検査のみ。後日大阪で登録します。
まずはA棟3番窓口で受付。
続いて、D棟で手数料分の印紙を購入。重量税も一緒に払っておきました。
3番窓口で確認してもらい、レーンへ。二輪の検査は4つある時間枠のうち2つしかやっていないので、レーンには誰もいません(早く着きすぎて30分ほど暇に)。
車検はスムーズに……いけばよかったのですが、ちょっとヒヤヒヤ。
タイヤが古かったせいか、雨上がりで濡れていたせいか、ブレーキかけてタイヤが止まっても検査機上で滑り、再検査。検査員にちゃんとブレーキ効いているのを確認してもらい、通過。
さらにヘッドライトの光軸。検査員からもうちょい上、もうちょっと、と指示してもらいヘッドライトを調整。さらに、もうちょい左、あと10cm、と教えてもらいながら、機械でロックされているフロントを無理やり動かして、さらに他のバイクの検査を受けに来ていたお兄さんにヘッドライト自体を押してもらい、通過。
そんなこんなで一発通過。自分で車検通す経験を一度やると、車検通したから2年間安心なんてことは思えなくなるよね。
というわけで、予備検査証をゲット。登録時にスムーズにいくように、この日のうちに自賠責保険も払っておきました。
大阪運輸支局で新規登録
翌日、登録のため大阪運輸支局へ。
第1号様式の申請書に必要事項を記入し、A棟3番窓口へ提出。
20分ほど待って出来上がった車検証を受け取り、お隣のB棟でナンバープレートを発行してもらい、完了。車検証が小さくなり、別で“自動車検査証記録事項”という書類がついてきました。
そしてこの日の夜、新しいオーナーの元へと嫁いでいきました。
まとめ
これまで6回にわたって書いてきたCB400SF Revo復活計画。今回でおしまい。
- ちゃんと走れるような状態ではなかった問題点を洗い出し
- エンジンオイル・冷却水・スパークプラグを交換して、エンジン始動の確認
- フロントフォークのオーバーホール
- 前後ブレーキキャリパーのオーバーホール、リアディスクローター交換
- チェーン・スプロケ3点交換、リアサス交換
- 新しいバッテリーに交換して、車検の取得
新しいオーナーのもとで、元気に走ってもらいたいと願うものです。
おしまい
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