2022年夏に行った、マツダ スクラム(DG64V)にETCの取り付けについて、半年以上経った今になって覚書。今回取り付けたETCは、以前乗っていたサンバーにつけていた三菱のEP-N320HX。
内張を剥がしてちょこっと配線加工して、という簡単な作業。
電源の確保
ETC取り付けには、キーをオンにしたときに電気が流れるACCから電源を取ります。ACC電源が来ているところといえば、オーディオ。
というわけで、オーディオの電源を分岐させて電源を確保しようと思います。
オーディオの取り外し
配線加工のため、一度オーディオを引っ張り出します。
オーディオとエアコン口の下、ベージュと黒の内張の間に内張剥がしを突っ込み、上方向にえいっと。




オーディオの前から上をおおっていた内張、ダッシュボードがぱっかーん開きます。




続いて、オーディオを固定しているパネルのビス4本を、外します。エアコンの送風口の上端下端にあるビス。




そうすると、オーディオを引っ張り出すことができ、裏の配線を確認できるようになります。




ACC電源の取り出し
オーディオに接続されているカプラーに来ている配線のうち、どれがACC電源のものか確認します。
キーをオンにした状態でテスターが反応、かつキーオフでその反応がなくなるやつ。一本だけ離れた白地に黒線が入ったカードでした。




にしても、配線少ない…。まぁスピーカーはオーディオ内蔵のやつしかないしな。
このACCのケーブルに、ギボシのメス端子をつけた線を、くっつけます。使ったのは、時たま論争を巻き起こす赤タップちゃん。




ギボシまでちゃんと電気が来ていることを、テスターで確認します。




確認できたので、ETCの電源を接続し、オーディオ裏から運転席足元まで通します。




電源確保できたので、オーディオを元通り固定して、パネルを取り付け。




アンテナ取り付け
アンテナ貼り付け
ETCのアンテナは、ルームミラー根元に取り付けました。
両面テープで貼り付けるので、パーツクリーナーでフロントガラスを脱脂。




ペタッと貼り付け。




ピラーパネルの取り外し
アンテナ線を通すためにピラーを外します。そのためにグリップ外そうとボルトのカバーをめくったら…。




舐め散らかしたボルトが露出しました。
ただ幸運なことに、頭が10mmの六角になっており、T型レンチで外すことができました。ただ、クリアランス的に薄口ソケットじゃないと入りません。差込角9.5mmの10mmソケット+ラチェットでは入りませんでした。




グリップを外した後、ピラーの内張を外していきます。内張剥がしをピラー上部から差し込み、えいやっと。ピンが外れる手応えがあります。




ピンはピラー上端近くとグリップの下の2ヶ所にあるみたい。




ピンを外したら、パネルを上側に持ち上げ、ダッシュボードのパネルから引き抜きます。




アンテナ線の取り回し
ピラーパネルを取り外して露出したダッシュボードの隙間から、運転席足元にアンテナ線を引き込みます。




下写真の右から左へのびてる黒い線が、足元に引き込んだアンテナ線。




アンテナ本体からピラーまでの間は、フロントガラスと天井の内張の間に押し込んで隠します。




その後ピラーのパネルを戻し、アンテナ線はOK。




ETC本体の取り付け
ETC本体は、運転席足元、ハンドル左下のスペースに取り付けます。
その付近にあるボルト部分にアース線を共締めしました。




ETC本体は両面テープで貼り付けます。貼り付け部分をパーツクリーナーで脱脂し、ペタッと。




貼り付けたETCに電源端子とアンテナ線を接続、余った余分な線は、まとめて車体本体の線と一緒に留めておきました。アンテナ線は折れ曲がらないように、大きめのループでまとめます。




キーをオンにして、ETC本体が動作することを確認してOK。




後日ETCゲートをちゃんと通過できることを確認しましたし、取り付けから半年以上、これまで何度も問題なく動作しています。
まとめ
DA64V エブリィのOEMであるマツダのスクラムに、以前サンバーで使っていたETCを自身で取り付けました。
使った道具たちはこちら。
電源を取って、アンテナ線をいい感じに配線して隠して、っていう作業。
内張を剥がすことができれば作業できるかな、といった感じ。
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